救急科(ER)ブログ

7月24日(火)スタッフ抄読会

2018.07.30   淺野祥孝
7月のスタッフ抄読会報告です。
7月24日は安藤先生に破傷風総論の講義をしていただきました。
当方は小児科出身ですが、破傷風なんて見たことない状況で、
意味あるのか・・・と思いながら、
破傷風を含む4種混合の予防接種をしていました。
ERに移動後、重症化する破傷風患者を見ながら、
予防接種は励行したほうがいいと実感した次第です。
特に2種混合(破傷風を含んでいる)は施行率70%と定期の予防接種では低く、
親への注意喚起が必要と強く思った次第です。

要約です。
(診断)
・確定診断は難しい。症状から。
・潜伏期、第1期(前駆期)、第2期(開口障害)、第3期(痙攣持続期)、第4期(回復期)
第3期に到るまでが48時間以内が重症
(治療)
・治療は気道確保を中心とした全身管理。必要時気管切開。
・抗破傷風人免疫グロブリン3000~5000単位(入院時)
・メトロニダゾール500㎎を6時間毎。
(予防)
・小児期の5回の定期予防接種
・受傷時の十分な洗浄デブリードマン
・能動免疫:破傷風トキソイド 初回2回、追加1回 計3回
・受動免疫:抗破傷風人免疫グロブリン(テタノブリン)
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