埼玉医科大学救命救急センターは、全国で9番目に指定された高度救命救急センターです。
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ラムネのお菓子は飲酒後に最適?03

 じゃあ、いざという時のためにブドウ糖を持っていれば良いじゃないか? ということになるわけで、おっしゃる通りである。しかし問題は、砂糖はそれ自体も、それを使ったお菓子(飴の類~飲料)も、比較的容易に入手できるが、ブドウ糖はそうとは限らないということだ。
 なんでブドウ糖を主体とするお菓子が、巷にあまり存在していないのか?という点は、筆者も完全には理解していないが、想像するに、甘みが砂糖に較べて弱く*
*砂糖の甘味度(甘みの強さ)を 100 とすると、ブドウ糖の甘味度は 65–80、果糖は 120–170 で、甘味度の強さは 果糖 > 砂糖 > ブドウ糖 の順といわれる ←wikipedia

またそれぞれの糖は、”甘い”という点では共通だが、それぞれ独自の甘みがあり(食べ比べてみるとおもしろい)、ブドウ糖が砂糖の代替にはならないこと、あとは、コストとか保存性の問題ではないかと思う。
ブドウ糖の錠剤実際そのような状況に対応するために、αグルコシダーゼ阻害薬を服用している患者さん向けに、αグルコシダーゼ阻害薬の代表的な薬剤であるベイスン(ボグリボース)を作っている武田薬品工業などでは、ラミネートパックしたブドウ糖の錠剤を用意してくれていている。ベイスン服用の患者さんには、無料で配布してくれるので、医師も薬剤師さんもその携帯を勧めている。さすが大ブランドだけのことはある。
 ちなみに、その存在は知っていたが、今回初めてこのブドウ糖錠剤パックを開けてみた。開けると中には、2.7gの錠剤が2錠入っている。一粒はブドウ糖2.5g相当すると書いてあるので、これで5g相当だ。ちなみに食べてみると粉っぽいが口溶けはわるくなく、まあなかなか美味しかった。

 だがもしこの武田製薬謹製のブドウ糖の錠剤パックが手元に無いときはどうする?うっかり携帯し忘れたときは?
・・・・ということで、察しの良い皆様はお気づき事と思うが、そんなときラムネのお菓子が有用ではないかと気づいたわけだ。ラムネのお菓子は、たいていのスーパーやコンビニでも売っていているし安価だ。(ただしブドウ糖が主成分でないラムネのお菓子もあるらしいので、購入時は成分を確かめてくださいね)。おまけに容器がお洒落(笑)で、保存にも持ち運びにも便利だから、携帯用に一本持っていてもいいかもしれない。ちなみに計算すると、森永のラムネのお菓子だと、8粒でブドウ糖約5gに相当するようだ。

ラムネのスマイルマーク
写真を撮っていて気づいたのだが、何粒かに1個、スマイルマークが付いている!

それともうひとつ、これを調べていてもう一つ薬剤師さんから興味深いことを教えてもらった。(救命救急センター専属の薬剤師のS君ありがとう!)

 実は筆者の病院でも近年、ジェネリック医薬品の導入が盛んだ。そして少し前には、ついにαグルコシダーゼ阻害薬も、武田さんからジェネリック医薬品メーカーの物に変わったらしい。それ自体には別に文句があるわけじゃ無いのだが、ジェネリック医薬品メーカーが供給する低血糖対策のブドウ糖は、錠剤ではなく、なんと粉なんだそうだ。それがコストダウンのためだということは容易に想像つくが、問題はこの粉のブドウ糖は、患者さんから評判があまりよくないらしい。どういうことかというと、低血糖を来して朦朧としたり、具合が悪い状態で、この粉を飲むのはけっこう大変な作業なんだそうだ。

僕もこの『粉ブドウ糖』を試してみたが、一口、口に含むと口の中が吸水されてしまいパサパサ、固まってしまって二口目に進むのが辛い。水があれば流し込めるが、粉にすると意外に量が多いのだ。もちろん必ずしも全部服用する必要はないかもしれないし、ちょっとずつ舐めていけばいいんだろうけど、緊急の時に患者さんにそれを強いるのはなあ・・・というのが正直な感想だった。薬剤師さんも服薬指導の時に患者さんからは、「粉は不便なので、以前の粒のやつをください」と言われているらしい。

【ちなみに某社に『ブドウ糖の錠剤をわけてくれ』(無論無料で)とお願いしたが、丁重にお断りされたらしい。(笑)】

・・・・ということで(笑)、お察しの良い方はもう当然お気づきだと思うが、それならいっそ、ラムネのお菓子を添付したらいいんじゃないか?と思った次第。

薬剤師のS君に早速教えてあげたら、「しりませんでした。今後、そんなときはラムネのお菓子もブドウ糖補給に使えると、服薬指導のときに患者さんにアドバイスさせていただきます」とのこと。

ちなみに、某ジェネリックのS製薬のMRさんにも、「粉の代わりにラムネのお菓子を添付したら?」と提案してみたが、ラムネの礫・・・でした。


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